孫との語らい[Vol.32] 朱里が居間のソファーに座って私に聞こえよがしに「ジジ君のバカー」と言った後、「アーさっぱりした」と伸びをした。それから、食事中の私に纏わりついてなかなか離れようとしない。言葉と行為のこの錯綜が面白いと思う。この年ごろには、一家に一人のバイキンマンが必要なのだろう。 一方、朱里はジルが大好きなのだが、今日は居間に置いてある犬小屋の中に入ってすでに寝入っているジルの脇に添い寝していた。 2013.12.20|孫との語らい|