
7月1日(月)公益社団法人日本青年会議所 関東地区 埼玉ブロック協議会主催、参議院議員選挙に伴う公開討論会に出席しました。
高畑ふじみ野市長の市政報告会でのご挨拶。
ひさしぶりに野党として臨んだ国会ではありましたが、その法案の多くは民主党政権時代に作ったもので、条約関連では私が外務副大臣を務めていたころに締結したものも含まれていました。自民党政権の下で作られはしましたが、その成長戦略も予算も、ほとんど民主党政権時代に作ったものです。このような意味で、複雑ではありながらも、これらの法案が日本のためになればいいと思い、一本一本、思いを込めて審議を聴き、賛成した法案が成立するたびに感慨を新たにしました。
特に、民主党案がベースとなった「いじめ防止法」、民自公で取りまとめた「DV防止法」、民主党政権時代に激しい議論の末に取りまとめた「ストーカー規制法改正」、「成年被後見人の選挙権回復」など、弱い立場の方々を守る法律が成立し、正直ホッとしました。
野党にはなりましたが、万が一自分が弱い立場になったときにも安心できる政治が大事、弱い立場の方々の思いを決して忘れない、と思い続けた自分の姿勢を変えることなく、これからも政治家としての責任を果たしてまいります。
昨日、史上3度目となる法案の参議院見なし否決の上での衆議院での3分の2再可決が行われた。衆議院の定数是正に関するいわゆる「0増5減法案」をめぐる与党の暴挙である。
私は、大上段にふりかぶった議論よりも、国民の暮らしを見つめた議論にもっぱら終始してきましたが、定数是正議論については黙っていられません。そもそも昨年11月の党首討論で、当時の野田総理が安倍自民党総裁に対し、明日には閉会する今国会で定数の削減を約束させたのは、「国民に負担をお願いする以上、政治家も身を切らなければならない」との強い思いからでした。この思いが、民主党政権に終止符を打つはずの解散を導き、この約束を担保するために、定数削減が実現するまで国会議員の歳費を2割削減する法律を成立させたのです。
社会保障費の増加や高齢化は、日本が直面するまったなしの課題です。これらの問題に対処するためには、国民のみなさまに負担をお願いする必要があります。しかしその一方で、国会議員だけが現状を維持するわけにはまいりません。国民の暮らしをまっすぐに見つめるためにも、自ら身を切ってから、国民のみなさまの問題に向き合うべきだと考えています。
それにもかかわらず、定数削減にはほど遠い「0増5減」法だけが成立し、定数是正は先送りされました。それどころか、「80議席削減」の民主党案は審議すらされず、是正の度合いを強めたみんなの党の「18増23減」案は、参議院議長による「0増5減」案との同時審議裁定にもかかわらず、やはり審議されませんでした。それどころか、総理や閣僚の失言を恐れてか、参議院で審議をさせないために、与党はこの法案を審議する委員会の委員長解任決議、参議院議長の不信任決議を連発して引き延ばし、60日間の参議院の審議期間を経過させて、衆議院で再可決させたのです。
国民のみなさまにはわかりにくいかもしれませんが、その引き延ばし方も姑息でした。マスコミに対しては、「野党が0増5減案を審議しようとしない」と喧伝していた一方で、与党の国対からこの法案審議を働きかけてきたのは、時間切れの2週間前の6月7日のことでした。その後、同時審議裁定等の駆け引きとなったのです。しかも与党は、法案審議の意思があるとの体裁を整えるために、委員会審議当日に本会議での採決がないはずだったにもかかわらず、法案成立の余地を残すためとして21日の本会議を「散会」ではなく「休憩」とすべきと主張し、それが実現しないと、「野党が抵抗した」と主張する口実にしたのです。
あれこれと与野党の駆け引きまで記しましたが、その理由は、私の政治姿勢に関わる問題でもあるからです。それは第一に、国会とは国民のみなさまに直接選ばれた議員による審議の場であり、都合のいい法案のみ成立させるために法案を審議しないとことは、国民のみなさまに約束した立場として許されないという信念です。第二に、国民のみなさまに負担を強いるのであれば、まずは自ら身を切るという強い思いへの共感です。もちろん、政権を失うことがわかっているのに、解散してまでもこの問題を解決しようとしたあのときの野田さんへの思いもありますが、それは二の次です。
今日の予算委員会も再び流れてしまいそうですが、熟議と民主主義は、身体を張っても守っていきたいと思っています。
23日、東京都議会議員選挙が行われ、第一党であった民主党は15議席と惨敗しました。民主党議員団の中でも、懸命に都政改革に邁進してきた方も落選され、たいへん残念な結果になりました。
さかのぼること8年前、都民の皆様のおかげで民主党議員が躍進し、都議会改革が始まりました。議員の第一の職責は条例を作り、審議し、通していくことに他なりませんが、東京都議会は21年間にわたり、ただの一本も議員条例を通したことがない、きわめて異常な議会でした。ところが、民主党の躍進により議員条例が提出され、成立する、当たり前の議会に変わったのです。
この意味で、東京都議会は、国の政治を正しい方向に変えようとする民主党にとっても重要な場となりました。
今回の選挙により、自民党は8年前と同じくらいの議席を取り戻しましたが、再び都議会を仕事をしない、利益誘導のための議会にひきもどしてはなりません。15議席は惨敗でありますが、その15議席を構成する議員は、8年間の経験と情熱を兼ね備えているはずであり、都民のために正論で都政を正しい方向に導いてくれるものと信じています。
ひるがえって国政においては、自民党の先祖返りが顕著ですが、時計の針を逆戻りさせてはなりません。我々政治家は常に初心に返り、正しいと信じる道を邁進する必要があると考えています。それは、私にとっては、強い者や声の大きな者にだけ優しい政治ではなく、働く者や生活する者の立場に立つ政治です。有権者の審判はしっかりと受け止めなければなりませんが、今回の都議選の結果は、政治家としての気概と初心、忘れることなく突き進むことの重要性を改めて自戒するきっかけとなりました。
