山根りゅうじ|川越市政をガラッと変える市民の党|元参議院議員 元外務副大臣


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英国のEU離脱・日本の60年安保 その時の国民の心

 マスコミ報道によると英国民で離脱に賛成票を投じた人の中で、後悔している人の数が相当数に上っているという。「離脱の意味が分からなかった」「本当に離脱することになるなんて。いたずら心で投票してしまった」等々。
 日本でも60年安保騒動の時、安保の意味が解らなかったが所謂、時代の空気に運ばれるように多くの学生が安保反対のデモに参加していたという。日米安保条約は明らかに改定により、日本にとり不平等を是正するためのものであったのだが、その事実に目を向けようとせず情緒的な安保反対の意図的に作られた絵図の中に学生運動は押し込まれていたのではないか。
 ちなみに、学生運動に大きな影響を与えていたのは東大経済学部の左派学者グループだったが、もし戦前・戦中に活躍した河合栄次郎教授が健在であったなら戦後の学生運動や政党史も大きく変わっていたことだろう。河合教授はファシズム、軍部と真正面から闘っていた人で右からも左からも恐れられていた闘う自由思想家だった。社会主義イコール共産主義といった誤った認識は少なくとも、戦後の日本に定着する余地はなかっただろう。河合先生ありせば非武装中立や日米安保反対の立場をとる社会党が日本の二大政党として台頭してくることはなかったに違いない。そしてもっと早くから健全な自由主義思想を持つ野党が大きく育っていたはずである。たった一人の天才的学者が日本の幸不幸を握っていたと思うと、種々考えさせられる。



2016.06.29|政治・経済等

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