山根りゅうじ|川越市政をガラッと変える市民の党|元参議院議員 元外務副大臣


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前参議院山根りゅうじメルマガ[Vol.]

 柳澤桂子著「生きて死ぬ智慧」を読んだ。般若心経を意訳したものである。短いので読書ペースの遅い私でも直ぐに読み終えることができるもので、今日で2回目である。
 観音様がお釈迦様の一番弟子である舎利弗に‘空‘を説くものであるが、なかなか理屈では説明できるものではないだろうが、舎利弗レベルであったればこその説法なのだろう。私は子供のころ死に損なった経験があるが、その時味わった感覚を膨らませて ‘空‘を理解するようにしている。意識を失った私はもう異次元にいてオレンジ色の暖かな世界に今にも溶け入る寸前にあった。その世界に入ることは完全に死を意味していることは十分理解していたが、決して恐ろしいといった思いはなく、できるならばこのまま死んで大安心を得られる黄泉の世界である神と言おうか、究極の命の中に自分を融合させたいという誘惑にかられた。あの時、自分は自分ではないという感覚を理解できたように思った。あのときの感性が私の‘空‘を理解しようとするときの縁になっている。
 結局、私は、母を悲しませたくないとの思いで死を選ぶことはできなかったが、あの甘美な恍惚感だけは今も生々しく覚えている。



2014.01.25|徒然に

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